王子なドクターに恋をしたら
「僕は全然平気じゃないよ、千雪に逢いたい、触れたい、抱きしめたい」
「い…和泉くん…」
「僕が居なくても千雪は寂しさも感じないんだね、本当に僕の事好きなのかなって思う時があるよ」
その棘のある言い方にカチンときた。
辛くても寂しくてもこんなに我慢してるのに、あたしの努力も知らないで!
「何言ってるの!?あたしだって和泉くんに逢いたいに決まってるじゃない!寂しいに決まってるじゃない!和泉くんを困らせたくなくてこんなに我慢してるのに!ほんとは今すぐ抱きしめて欲しいキスして欲しい!あんな熱い夜をあたしに残して行ったくせにあたしの気持ちを疑うの!?」
「ち…千雪」
「逢いたくて寂しくて毎日泣いてるのも知らないくせに!ほんとはあたしに愛想尽かせたんでしょ!?だったらはっきりそう言ってよ!」
「違うよ!千雪!僕は…」
「もう!知らない!」
あたしはその先が聞きたくなくて勢いで電話を切ってしまった。
すかさず鳴り出すスマホの電源を切ってベッドに倒れ込み涙が止めどなく流れた。
「い…和泉くん…」
「僕が居なくても千雪は寂しさも感じないんだね、本当に僕の事好きなのかなって思う時があるよ」
その棘のある言い方にカチンときた。
辛くても寂しくてもこんなに我慢してるのに、あたしの努力も知らないで!
「何言ってるの!?あたしだって和泉くんに逢いたいに決まってるじゃない!寂しいに決まってるじゃない!和泉くんを困らせたくなくてこんなに我慢してるのに!ほんとは今すぐ抱きしめて欲しいキスして欲しい!あんな熱い夜をあたしに残して行ったくせにあたしの気持ちを疑うの!?」
「ち…千雪」
「逢いたくて寂しくて毎日泣いてるのも知らないくせに!ほんとはあたしに愛想尽かせたんでしょ!?だったらはっきりそう言ってよ!」
「違うよ!千雪!僕は…」
「もう!知らない!」
あたしはその先が聞きたくなくて勢いで電話を切ってしまった。
すかさず鳴り出すスマホの電源を切ってベッドに倒れ込み涙が止めどなく流れた。