王子なドクターに恋をしたら
誰もいない海辺に移動したあたし達は砂浜に降りる階段に腰を降ろし時間の許す限り話をした。
寄り添って、抱き合って、手を繋いで、キスをして…
誰か来るかもなんて考えられないくらい二人の世界にどっぷり浸った。
そして約束したんだ。
逢えなくても平気だなんて嘘は言わないで、寂しいって素直に言おうって。
そんなこと言っちゃったらますます逢いたくなって寂しくなっちゃうよって言ったけど、和泉くんは、僕の知らないところで千雪が寂しがって泣くのは嫌だから、なんて言ってくれた。
なかなか逢えないのは変わらないけど、我慢する必要はないんだよ。そう言われてあたしはなんだかホッとした。
寂しい逢いたいって言うのはあたしのわがままで和泉くんを困らせてしまうのではと罪悪感を持っていたから。
僕も逢いたくて寂しい気持ちは同じだからそれはわがままなんかじゃないよと言ってくれて胸のつかえが取れた気がした。
「好きだよ千雪。逢えない間に愛は育つって言うけど、やっぱり逢うのが一番だと思うよ。触れる度に千雪が愛しくて堪らない」
「あたしも、和泉くん。声だけじゃ物足りない。いつも抱き締めて欲しいって思ってたよ」
「千雪…」
「和泉くん、大好き」
キスをして、抱きしめ合うと幸せで心は満たされた。
寄り添って、抱き合って、手を繋いで、キスをして…
誰か来るかもなんて考えられないくらい二人の世界にどっぷり浸った。
そして約束したんだ。
逢えなくても平気だなんて嘘は言わないで、寂しいって素直に言おうって。
そんなこと言っちゃったらますます逢いたくなって寂しくなっちゃうよって言ったけど、和泉くんは、僕の知らないところで千雪が寂しがって泣くのは嫌だから、なんて言ってくれた。
なかなか逢えないのは変わらないけど、我慢する必要はないんだよ。そう言われてあたしはなんだかホッとした。
寂しい逢いたいって言うのはあたしのわがままで和泉くんを困らせてしまうのではと罪悪感を持っていたから。
僕も逢いたくて寂しい気持ちは同じだからそれはわがままなんかじゃないよと言ってくれて胸のつかえが取れた気がした。
「好きだよ千雪。逢えない間に愛は育つって言うけど、やっぱり逢うのが一番だと思うよ。触れる度に千雪が愛しくて堪らない」
「あたしも、和泉くん。声だけじゃ物足りない。いつも抱き締めて欲しいって思ってたよ」
「千雪…」
「和泉くん、大好き」
キスをして、抱きしめ合うと幸せで心は満たされた。