王子なドクターに恋をしたら
我慢は禁物だよねぇ?
その夜来た和泉くんに診察された後、もう大丈夫だよと言うと、まだ駄目ちゃんと寝てなさいと窘められ、がっかりしながらはーいと素直に返事した。
昨日あんな濃厚なキスをして風邪が移ってないのだろうかと心配で、ちょっと恥ずかしいと思いながら和泉くんに聞いたけど、全然大丈夫だよとにっこり笑ってたからあたしは安心した。
あたしの部屋で何気ない会話をして暫く一緒に居たけど和泉くんは帰ってしまった。
お母さんに誘われて夕飯を一緒に食べていくクセにあたしと二人切りの時間は少なくて何だか呆気ない。
それが3日も続くとあたしは我慢できなくなって、もっと一緒に居たいと言うと和泉くんは困った顔でごめんねと言う。
「ちょっと用事があって、ずっとは居られないんだ」
「え?休暇で来てるんじゃないの?用事って何?」
「うん、色々あってね。千雪は風邪がぶり返すから大人しく寝てるんだよ?」
話をうやむやにして和泉くんは帰って行った。
なに?あたしに逢いに来てくれたんじゃないの?
何のつもりでここに来たんだろう?ってちょっと疑いたくなって、あたしはそんなこと考えちゃだめだと頭を振った。
まだクラクラする。
やっぱり大人しく寝てた方がいいのかな?
もっと一緒に居たいのに。
そのためにあたしもこの一週間休みを取るために頑張ってきたのに、部屋で一人寝てるだけなんて寂しすぎる。
ベッドの上で悶々とそんなことを考えながら今日も夜は更けていく。
昨日あんな濃厚なキスをして風邪が移ってないのだろうかと心配で、ちょっと恥ずかしいと思いながら和泉くんに聞いたけど、全然大丈夫だよとにっこり笑ってたからあたしは安心した。
あたしの部屋で何気ない会話をして暫く一緒に居たけど和泉くんは帰ってしまった。
お母さんに誘われて夕飯を一緒に食べていくクセにあたしと二人切りの時間は少なくて何だか呆気ない。
それが3日も続くとあたしは我慢できなくなって、もっと一緒に居たいと言うと和泉くんは困った顔でごめんねと言う。
「ちょっと用事があって、ずっとは居られないんだ」
「え?休暇で来てるんじゃないの?用事って何?」
「うん、色々あってね。千雪は風邪がぶり返すから大人しく寝てるんだよ?」
話をうやむやにして和泉くんは帰って行った。
なに?あたしに逢いに来てくれたんじゃないの?
何のつもりでここに来たんだろう?ってちょっと疑いたくなって、あたしはそんなこと考えちゃだめだと頭を振った。
まだクラクラする。
やっぱり大人しく寝てた方がいいのかな?
もっと一緒に居たいのに。
そのためにあたしもこの一週間休みを取るために頑張ってきたのに、部屋で一人寝てるだけなんて寂しすぎる。
ベッドの上で悶々とそんなことを考えながら今日も夜は更けていく。