王子なドクターに恋をしたら
顔を上げるとやっぱり困った顔をする和泉くん。
僕達謝ってばかりだね、もう謝り合うのはよそう。せっかくの二人の時間が悲しくなっちゃうから。
そう言って和泉くんはふわっと軽いキスをくれた。
それだけで温かい気持ちになる。
「そうだ、千雪の体調も良くなったから明日出かけよう。連れていきたいところもあるんだ」
「ほんと?」
「うん、ほんとはもう少し内緒にしときたかったんだけど、寂しい思いをさせたお詫びに早く教えておくよ」
和泉くんは優しいからすぐ自分を悪者にしちゃう。謝るのはもうよそうなんて言っておきながらお詫びなんて言う和泉くんにちょっと笑った。
ここであたしが勝手に寂しがっただけだよなんて言ったらまたお互い謝ってばかりになりそう。だからあたしは違う言葉を和泉くんに伝えた。
「嬉しい!ありがとう和泉くん。どこに連れてってくれるのかな?」
「ふふ…それは明日のお楽しみだよ」
ふわっと笑う和泉くんについ見惚れてしまった。大好きなブルーの瞳が愛しそうに細められ近づく唇にあたしは目を閉じた。
しっとりと合わさる唇から伝わる暖かさ、絡まる舌の柔らかさにあたしは酔いしれ身体の力が抜けていく。
僕達謝ってばかりだね、もう謝り合うのはよそう。せっかくの二人の時間が悲しくなっちゃうから。
そう言って和泉くんはふわっと軽いキスをくれた。
それだけで温かい気持ちになる。
「そうだ、千雪の体調も良くなったから明日出かけよう。連れていきたいところもあるんだ」
「ほんと?」
「うん、ほんとはもう少し内緒にしときたかったんだけど、寂しい思いをさせたお詫びに早く教えておくよ」
和泉くんは優しいからすぐ自分を悪者にしちゃう。謝るのはもうよそうなんて言っておきながらお詫びなんて言う和泉くんにちょっと笑った。
ここであたしが勝手に寂しがっただけだよなんて言ったらまたお互い謝ってばかりになりそう。だからあたしは違う言葉を和泉くんに伝えた。
「嬉しい!ありがとう和泉くん。どこに連れてってくれるのかな?」
「ふふ…それは明日のお楽しみだよ」
ふわっと笑う和泉くんについ見惚れてしまった。大好きなブルーの瞳が愛しそうに細められ近づく唇にあたしは目を閉じた。
しっとりと合わさる唇から伝わる暖かさ、絡まる舌の柔らかさにあたしは酔いしれ身体の力が抜けていく。