終わらない恋を、キミと。

「結香。今日も学校、行けそうにない…?」

お風呂から上がったあや姉が年頃男子が居るって言うのに堂々と下着姿で居間と繋がっているこの台所へとやってきた。

でも、朔は慣れているのかそんなあや姉を見ても平然としている。

…なにさっ。わたしが下着姿でうろちょろしてると注意してくるくせに…!

玉子焼き作りながら朔をギリギリと睨んでいると、

「結香?聞いてる?」

もう一度あや姉がわたしを呼んでようやくわたしはハッとしてあや姉の問いに答える。

「…行けたら、あとで、行く…」

「全日制が厳しかったら、先生とよく相談して夜間部がある定時制の学校に転校してもいいんだよ…?」

「…ん。それも、ちゃんと考えるね。ありがと、あや姉」

「ん」



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