お見合いは未経験
じゃ、よろしく、と2人が出て行くと、成嶋さん、いいですか?と寺崎に声をかけられた。
「はい。もちろん。」
「今、営業場のプリンターに資料と、式次第を送りました。プリントされている最中なので、こちらに持ってきて欲しいんです。その間に、柳田さんと僕はプロジェクターを準備しますので。」
分かりました、と葵が営業場に行くと、まさにプリンターから、資料がはき出されている最中だった。
寺崎さん、理系!って、感じだけど、見た目通りのパソコンスキル。
葵は感心してしまった。
すごい。きちんとソートもされてる。
いちばん最後に分割された、式次第が印刷されて出てきた。
パズルのように、並べて貼り付けて使用するらしい。
「なるほどね…」
ひと抱えあるそれを、会議室まで運ぶと、
「葵さん。」
と声を掛けられた。
日本人形のような美人さんは、真奈だった。
「真奈さん!」
「手伝いますね。今度は資料を綴じればいいそうですから。」
にっこり、微笑まれる。
はー…こう、女子でもきゅんとする笑顔…。
「お手伝いに、と思ったんですけど、すでにかなり進めて下さっていたんですね。遅くなって、申し訳ないです。」
そう言いながらも、資料を綴じていく真奈の手はかなり早い。
「はい。もちろん。」
「今、営業場のプリンターに資料と、式次第を送りました。プリントされている最中なので、こちらに持ってきて欲しいんです。その間に、柳田さんと僕はプロジェクターを準備しますので。」
分かりました、と葵が営業場に行くと、まさにプリンターから、資料がはき出されている最中だった。
寺崎さん、理系!って、感じだけど、見た目通りのパソコンスキル。
葵は感心してしまった。
すごい。きちんとソートもされてる。
いちばん最後に分割された、式次第が印刷されて出てきた。
パズルのように、並べて貼り付けて使用するらしい。
「なるほどね…」
ひと抱えあるそれを、会議室まで運ぶと、
「葵さん。」
と声を掛けられた。
日本人形のような美人さんは、真奈だった。
「真奈さん!」
「手伝いますね。今度は資料を綴じればいいそうですから。」
にっこり、微笑まれる。
はー…こう、女子でもきゅんとする笑顔…。
「お手伝いに、と思ったんですけど、すでにかなり進めて下さっていたんですね。遅くなって、申し訳ないです。」
そう言いながらも、資料を綴じていく真奈の手はかなり早い。