お見合いは未経験
「すっごく、いいよ。僕も気持ちいいの、分かるよね。」
「ん…あ、は…い…」

指をもう1本増やして、良さげなところを集中的に撫でる。
「あ、や...やだ、やですっ!た、貴志さっ…」
耳元で甘く響く声。

中がうねる感触は、貴志も触っているだけで、ぞくぞくとする。
この中に入れたい、という気持ちはあるけれど、それはしない。

「は…、すっごくいいよ、真奈。」
吐息混じりに囁くと、真奈の中がびくん、とした。
もっと、とねだられているようで、さらに、強く擦るようにする。

「やんっ…ふっ、あぁんっ…」
指をぎゅうっと引き絞られた。
中がびくびくしている。

「気持ち良かったでしょ。」
「…は、い…。でも、貴志さん…」

そう、男は性欲を隠せない。
はぁ、と貴志はため息をついた。
「真奈、手伝ってくれる?」
「あ…の、いいんですか。」

「入れてもいいの?」
口角を引き上げて、上目遣いに見ると、真奈がびくん、とした。

「大丈夫。手伝って。手、貸して。」
真奈に握ってもらい、その上から、自分の手を重ねて擦る。
「ん…はっ、真奈…」
「気持ちいい…?ですか…?」
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