私達には、関わらないで!!
6章
···前に進む
夜に早乙女さんがやってきた。
陽菜乃は、悠真から離れなかったが
今は、鎌倉から通うのは無理だと思い
悠真とも話しあって
週末は、鎌倉へ
後、行事事や陽菜乃に関する日は
鎌倉へくる。
平日は電話やLINEをすることにした。
悠真の体調が悪いのがわかる
陽菜乃は、寂しげにしながらも
「パパのおからだが、だいじ。」
と、言い
悠真から抱き締められていた
「陽菜乃、パパもさみしい。
ママと二人で待っていて、後一年。」
と、言うと
陽菜乃は、後一年は
わからなくても悠真の思いが
わかるのか、うんうんと頷いていた。
早乙女さんにくれぐれも
悠真の事をお願いした。
悠真は、友人の弁護士に
今後の事を相談する
①悠真は、石川から前園に名字を
変える。
もちろん芽依と結婚して。
②石川からの除籍
③石川財閥からの、
全てを放棄する事
④前園 悠真と石川 陽真に対して
石川 忠臣及び林 剛氏の
妨害、接触、関知を禁ずる
前園の家族にも同等
を陽真が卒業する日にすぐに施行
できるように話をする
と、言っていた。
後、陽真の信頼する興信所に頼んで
石川 忠臣と林 剛について
調べてもらうようだ。
結果を踏まえて、
陽真君と早乙女さんと
話し合う事に····
芽依も悠真の事を母親に話した。
まだ、一年先になるから
慎重にしとくと伝えて·····
悠真は、朝と夜に毎日連絡をくれた。
テレビ電話だったり
LINEだったり
陽菜乃は、毎日楽しみにしている。
ひと月、ふた月と過ぎると
悠真は、薬の服用をしなくて
良くなった。
まだ、体重は元には戻ってないが
きちんと寝て、きちんと食べるように
なった。
早乙女も陽真も
やはり、芽依の存在が
悠真を救ったと芽依に感謝していた。
自分達の父親がしたことは
決して許される事ではない
石川財閥がどんなであろうと
何もしていない人を巻き込んで
脅すなんてやって良いことでは
決してない。
二人の思いは同じだが
石川に勤める社員とその家族は
守らないといけない
それは、石川に生まれた
自分達の性だと思っている。
悠真は、
芽依と陽菜乃と幸せに暮らす為に
やらないといけないことを
着々と進めて行く。
自分達が起業している会社も
海外にも進出しているし
日本の中でも定着している。
陽真から、自分が石川を継いだら
石川も見て欲しいと言われている。
悠真は、今の会社があるのは
優秀な二人のお陰だから
海外は、二人に託して
自分は、日本で細々とやるつもりでいると
二人にも話している。
それに芽依を教職に就かせて
あげたい。
あんなに努力して頑張っていた芽依を、
自分はずっと見てきたの
だから。
だが、決して父に洩れてはいけない。
命にかけても守る。