私達には、関わらないで!!

興信所から調査結果が届いた日に
芽依から林がソライルに来たと
告げられた。

女性と一緒だったと
言っていたが
多分、赤木 雨音だと思った。

向こうも調べているのだろう
良く芽依の居るところが
わかったものだと思いながら
次の日に陽真と早乙女と話す。

父親は、近年開催される予定の
オリンピックの建物や土地を
石川が全てを動かせるように
代議士数名と動いているようで
多額の金も動いていた。

写真も有る
帳簿は、こちらで何とかする
容易く見つかるはずだ。

後、林については
驚いたが赤木 雨音のセフレ?
良くも自分の手垢がついた女を
俺にとか思ったよな
と、呆れ果てる。

陽真も俺も汚い手を使わないと
会社経営が上手く行かないのなら
失くしてしまえば良いと
思っている。

一度、そう言う物が流れると
クリーンにするのに
倍以上の年数がかかり
信頼を取り戻すのに更にかかる。

早目に手を打たなければとなり
明日、自分達の母親に
会いに行く。
それまでに、帳簿は用意する。

母は、父と違い温厚な人だ。
だが、俺達が父親を嫌う事を
許さない人だ。

今回は、父親を失脚させて
石川から追い出すから
母も巻き添えをくう
だから、母に話すと決めた。

芽依には、もう一度
絶対に動くなと伝えた。
陽真も腹を括ったようだ。

俺にとって芽依と陽菜乃は、
俺の命より大切だ。

それに加えて
陽真も俺の大事な弟だ。
陽真も必ず守る。
< 32 / 65 >

この作品をシェア

pagetop