私達には、関わらないで!!
頭の良い剛は、すぐに就職先も決まり
今は一社員として働いている。
その楽な位置が
とても居心地が良くて
剛は、バリバリと仕事をした。
あの気味の悪い目も
穏和になりメガネをかけて
雰囲気も変えた。
目は悪くないから伊達になるが。
剛を慕う女の子が現れて、
自分の内面を話して
少しずつだが
恋人のようになっている。
父にも合わせた。
父は、とても喜んでくれた。
父は、陶器作りがあっていたのか
買いに来る人も沢山いる。
父・忠臣も俺も
石川の会社や金に執着して
惑わされていたのだと
改めてわかった。
罪になることもしたが
あれがあったから
今の自分達がいるのだと
生きていれるのだと
理解している。
父と好きな事が出来る事に
感謝して生きて行かなければ
と、話している。
石川の美栄様にも
本当に感謝している。
父は、二人の息子にも
本当は会いたい筈だが
向こうが、会いたくないだろう
と、寂しそうに笑っていた。