私達には、関わらないで!!

式は、身内だけで·····

教会の入り口に父と立つ
「お父さん。
今まで本当にありがとうございました。
お父さんのような立派な教師に
なる事が私の夢でしたが。
少しだけ、教師をさせて頂いた
だけでも楽しかった。
今からは、悠真と陽菜乃の為に
生きて行きます。
お母さんの事、宜しくお願いします。
体には気をつけて下さい。」
と、頭を下げると
「芽依、娘に守ってもらっていることも
知らずに芽依を傷つけてしまい
申し訳なかった。
これからは、悠真君と幸せに
なりなさい。
臨時でも立派な教師だ。
これから先も臨時でも
教壇に立てばよい。」
と、言ってくれた。

そうだな。またいつの日か
教壇に立ちたい。

係の人から
「お時間でございます。」
と、言われて
父の腕に手をおくと
教会のドアが開かれた。

ステンドグラスから
色々な色の光が差し込んで
キラキラとしている

その先に微笑みながら
こちらを向いて待っている
悠真·····
「ママっ」
と、陽菜乃に呼ばれて
陽菜乃をみて微笑むと
陽菜乃も笑っていた。

悠真の前に着くと
父は、私の手を悠真の腕に置き
「悠真君、芽依と陽菜乃を
宜しくお願いします。」
と、言い
「はい。必ず幸せにします。」
と、悠真は、父に答えた。

私達は、二人で微笑みあって
牧師様の前に進み

神様に·····
そして、今日出席してくれた
皆様に····
永遠の愛を誓った。

指輪の交換
誓いのキスをする。

教会をでるときに
式に参列してくれた
皆様にお礼を二人で言った。
< 61 / 65 >

この作品をシェア

pagetop