友達の夜、恋人の朝、あいまいな夜明け
---un goût de rêve
大学のゼミで一緒だった、タカユキという友達とのこと。
あるとき、「ゼミの仲間で飲もう!」って約束をしたのに、私もタカユキも、どういうわけか、誰も誘わないまま当日が来た。
「まぁ、二人でもいいんじゃない?幹事とか面倒だし」
なんてことを言い合って、結局二人で穴場の居酒屋に。
今となって思うと、妙に不自然な状況だった。
もしかしたら、お互いに無意識のうちに
「ほかの人がいないほうがいいかぁ」
って、どこかで思っていたのかもしれないよね。
初めてのさし飲みは、結構楽しくて。
「夢の味」という名前のフランスの赤ワインをボトルで注文した。
「夢の味を飲むと、実現しそうにもないくらいの素敵な夢を見ることができる」そんなことが、フランス語でラベルに書いてあった。
私はお酒に弱いくせに、たくさん飲んじゃった。
あるとき、「ゼミの仲間で飲もう!」って約束をしたのに、私もタカユキも、どういうわけか、誰も誘わないまま当日が来た。
「まぁ、二人でもいいんじゃない?幹事とか面倒だし」
なんてことを言い合って、結局二人で穴場の居酒屋に。
今となって思うと、妙に不自然な状況だった。
もしかしたら、お互いに無意識のうちに
「ほかの人がいないほうがいいかぁ」
って、どこかで思っていたのかもしれないよね。
初めてのさし飲みは、結構楽しくて。
「夢の味」という名前のフランスの赤ワインをボトルで注文した。
「夢の味を飲むと、実現しそうにもないくらいの素敵な夢を見ることができる」そんなことが、フランス語でラベルに書いてあった。
私はお酒に弱いくせに、たくさん飲んじゃった。
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