友達の夜、恋人の朝、あいまいな夜明け
タカユキの家はそこから近所だったし、いざ帰れなくなっても、いつもみたいに泊まっちゃえばいいやって思ってたから。
じつは、タカユキのことは、勉強仲間として一番信頼してた。
夜遅くまで課題を一緒にやって、よく泊まらせてもらったりしていたから。
だからその日も、同じようなノリで、気がねなく、タカユキに心をゆだねて飲んでいたんだ。
でも、思いのほか酔いがはげしくて…。
私、恥ずかしいことに、路上で「おえぇー」とやっちゃいました・・・。