アタシと秘密の王子さま
「あかねが見られない」
彼が私の手を握る。
さっき見惚れてたあの手が、私の手に重なって
る!
顔が熱くなるのを感じた。
「家族以外を乗せたのは、君が初めてだよ」
「えっ…彼女とドライブとか…」
そこまで言って口ごもった。
「ない、ない。俺はこの前まで海外にいたから、この車に彼女は乗ったことありません。留学中、何人かと付き合ったけど、別れてから帰ってきたしね」
本当に?
でもこんな素敵な人だもん、きっと素敵な彼女がいたんだろうな。
誰もが振り向くような美男美女で…
私はどう?
昨夜は夢中で彼に告白して、彼女になったけど…
不意に昨日のキスを思い出して、かーっと熱くなる。
柔らかくて、熱くて、気持ちいい…
口の中に、彼の舌が入ってきて…
あんな風になっちゃうなんて、あんなのあたしじゃない!
彼が私の手を握る。
さっき見惚れてたあの手が、私の手に重なって
る!
顔が熱くなるのを感じた。
「家族以外を乗せたのは、君が初めてだよ」
「えっ…彼女とドライブとか…」
そこまで言って口ごもった。
「ない、ない。俺はこの前まで海外にいたから、この車に彼女は乗ったことありません。留学中、何人かと付き合ったけど、別れてから帰ってきたしね」
本当に?
でもこんな素敵な人だもん、きっと素敵な彼女がいたんだろうな。
誰もが振り向くような美男美女で…
私はどう?
昨夜は夢中で彼に告白して、彼女になったけど…
不意に昨日のキスを思い出して、かーっと熱くなる。
柔らかくて、熱くて、気持ちいい…
口の中に、彼の舌が入ってきて…
あんな風になっちゃうなんて、あんなのあたしじゃない!