アタシと秘密の王子さま
終わりなき?戦い
「まもなく入社式を行います。新入社員は、指定された席についてください」
その案内に促されて、あたしたちはその場を離れようとしていた。
「転ばないように気をつけて、小林あかねさん」
去り際に彼が囁いた。
耳から背骨に、その声が伝わる。
この人は、絶対に自分の魅力を自覚してるわ!
心拍数が上がってしまう。
落ち着いて、あたし。
恋愛経験値が低いからって、こんなことでいちいち反応してちゃダメ…
あたしは、ゆっくり呼吸をして、心を鎮めようとした。
でも全然ダメ。
彼の声のあの響き、体を走ったあの振動を忘れることはできなかった。
少しすると、島田美花さんが入室してきた。
今日もダークカラーのパンツスーツと、ブーツ。背筋がピンと伸びて、女性なのに、惚れ惚れしてしまう。
その案内に促されて、あたしたちはその場を離れようとしていた。
「転ばないように気をつけて、小林あかねさん」
去り際に彼が囁いた。
耳から背骨に、その声が伝わる。
この人は、絶対に自分の魅力を自覚してるわ!
心拍数が上がってしまう。
落ち着いて、あたし。
恋愛経験値が低いからって、こんなことでいちいち反応してちゃダメ…
あたしは、ゆっくり呼吸をして、心を鎮めようとした。
でも全然ダメ。
彼の声のあの響き、体を走ったあの振動を忘れることはできなかった。
少しすると、島田美花さんが入室してきた。
今日もダークカラーのパンツスーツと、ブーツ。背筋がピンと伸びて、女性なのに、惚れ惚れしてしまう。