アタシと秘密の王子さま
どこの国かは聞いたことがないけれど、外国出身のファハドさんは、お箸の使い方も上手。
背筋を伸ばして、お茶碗を持って、綺麗な食べ方をする。
横に座る賢も、食べ方が綺麗。
きちんと躾けられて育ったんだなぁ。
あたしはちょっと緊張した。
あたしもおばあちゃんが厳しかったから、きっと大丈夫よね?
食後には、『サン・グラール』のタルトレット。
ファハドさんが、リーフティを淹れてくれた。
「これはね、ファハドの方が上手なの」
美花さんは苦笑、と言った感じだ。
「いい香り。賢も淹れるの上手だもんね」
ふふふっと、美花さんが楽しそうに笑った。
「二人とも、イギリスのホストファミリー仕込みだからね」
紅茶の香りと、美味しいケーキ。
ゆったりとした時間が過ぎて行く。
背筋を伸ばして、お茶碗を持って、綺麗な食べ方をする。
横に座る賢も、食べ方が綺麗。
きちんと躾けられて育ったんだなぁ。
あたしはちょっと緊張した。
あたしもおばあちゃんが厳しかったから、きっと大丈夫よね?
食後には、『サン・グラール』のタルトレット。
ファハドさんが、リーフティを淹れてくれた。
「これはね、ファハドの方が上手なの」
美花さんは苦笑、と言った感じだ。
「いい香り。賢も淹れるの上手だもんね」
ふふふっと、美花さんが楽しそうに笑った。
「二人とも、イギリスのホストファミリー仕込みだからね」
紅茶の香りと、美味しいケーキ。
ゆったりとした時間が過ぎて行く。