アタシと秘密の王子さま
「あかね…俺を受け入れてくれるの?
こんな過去があるのに…?」

「話すの…辛くなかった?
話してくれて、あたしは嬉しいの」

あかねは、すごい。
俺の心の中に重たく沈んでいた過去を、
すんなり受け入れてくれた。

「あかねに全てを話したいと思ったんだ。
でも、あかねが全てを聞いてどんな風に思うの
か、気持ちが変わってしまわないか、
正直怖かった…」

「でも、賢、それがあって今の賢がいるんで
しょ?あたしは今の賢が好き。
何も変わることはないよ」

「あかね、君はサイコー」

俺は彼女を抱きしめて、またキスをした。
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