アタシと秘密の王子さま
「鳥越くん本当にリーチ長い。あれで上段蹴りとか食らったら、一発KOだね。食らいたくないわー」
あたしは照れ隠しに、格闘技目線で彼の姿を評価する。
「もうすでに一発KO食らっちゃったわー」
真弓が、両手を組んで、ウットリ言う。
やっぱり。
この子は鳥越くんが気に入ってるんだね。
真弓は、あたしと由美子の腕を引き寄せて、小さな声で言った。
「二人とも、抜け駆けはなしだからね!」
その声は、可愛い顔からは想像がつかないくら
い、凄みがあった。
「でもあかねちゃんは、今朝のことで一歩リードなんだから、ちょっと大人しくしててね」
にっこり笑う、真弓の笑顔が怖い。
話には聞いたことがあるけれど、男性を巡ってドロドロしたことって、本当にあるんだ…
あたしは照れ隠しに、格闘技目線で彼の姿を評価する。
「もうすでに一発KO食らっちゃったわー」
真弓が、両手を組んで、ウットリ言う。
やっぱり。
この子は鳥越くんが気に入ってるんだね。
真弓は、あたしと由美子の腕を引き寄せて、小さな声で言った。
「二人とも、抜け駆けはなしだからね!」
その声は、可愛い顔からは想像がつかないくら
い、凄みがあった。
「でもあかねちゃんは、今朝のことで一歩リードなんだから、ちょっと大人しくしててね」
にっこり笑う、真弓の笑顔が怖い。
話には聞いたことがあるけれど、男性を巡ってドロドロしたことって、本当にあるんだ…