アタシと秘密の王子さま
「ダメだな」
対する鳥越くんは、腕組みして、見下ろす視線
は、威圧感たっぷり。
「受け身の基本を、しっかり体に叩き込まなきゃ稽古にならない。マスターしたら、相手をしてやらなくもない」
正論だ。でも言いかたってもんがあるでしょう?
「わかった…マスターする…」
ヨロヨロと椅子から立ち上がった真弓。うつむいた顔は、ギラギラしていて怖かった。
だけど、パッと顔を上げた時には、可愛い笑顔に変わっていた。
「約束よ!マスターしたら、わたしに教えてくれるって」
真弓、その変わり身の早さ、怖いよ。
「あ…ああ…わかったよ…」
鳥越くんがいい淀んでる!
由美子も驚いたらしく、ポカンと口が開いてい
た。
対する鳥越くんは、腕組みして、見下ろす視線
は、威圧感たっぷり。
「受け身の基本を、しっかり体に叩き込まなきゃ稽古にならない。マスターしたら、相手をしてやらなくもない」
正論だ。でも言いかたってもんがあるでしょう?
「わかった…マスターする…」
ヨロヨロと椅子から立ち上がった真弓。うつむいた顔は、ギラギラしていて怖かった。
だけど、パッと顔を上げた時には、可愛い笑顔に変わっていた。
「約束よ!マスターしたら、わたしに教えてくれるって」
真弓、その変わり身の早さ、怖いよ。
「あ…ああ…わかったよ…」
鳥越くんがいい淀んでる!
由美子も驚いたらしく、ポカンと口が開いてい
た。