アタシと秘密の王子さま
恋が舞い降りた
「ではでは、ちょっと早いけど、研修お疲れ様でした!我々同期の親睦を深めるために、今日は飲みましょう!かんぱーい!」
音頭を取っているのは山田だ。
いつもヘラヘラしているように見える山田だったが、何だかんだで、同期たちのまとめ役になっていた。
まあ、辞令が出るのは5月の連休明けだから、研修の打ち上げには早すぎるが…
悪いやつじゃないのはわかってる。
だけど気に入らないのは、何かにつけて小林あかねに絡むことだ。
この数週間、道場でのアップの時間、いつも小林と乱取りをしていた。
小林の練習相手にしてはレベルが違いすぎるけれど、あいつは小林に投げられて嬉しそうな顔をしている。
マゾなのか?
音頭を取っているのは山田だ。
いつもヘラヘラしているように見える山田だったが、何だかんだで、同期たちのまとめ役になっていた。
まあ、辞令が出るのは5月の連休明けだから、研修の打ち上げには早すぎるが…
悪いやつじゃないのはわかってる。
だけど気に入らないのは、何かにつけて小林あかねに絡むことだ。
この数週間、道場でのアップの時間、いつも小林と乱取りをしていた。
小林の練習相手にしてはレベルが違いすぎるけれど、あいつは小林に投げられて嬉しそうな顔をしている。
マゾなのか?