君と見る空は、いつだって青くて美しい



 桜ちゃんは、私にとって、とても貴重……というのか、なんと表現すればいいのかわからないけれど、とにかく特別な存在。

 なので桜ちゃんと学校で一緒に過ごせないなんて考えられない……というより考えたくない。


 高校二年生になって、桜ちゃんと同じクラスになってから、私と桜ちゃんは、まだ一度も学校を休んでいなかったから一人で過ごすことはなかったけれど、とうとう桜ちゃんが学校を休むことになってしまった。

 どうしよう……。

 私……ちゃんと学校に行くことができるだろうか……。


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