君と見る空は、いつだって青くて美しい



「うん……今日はどうしてだろう……なんか、自分が自分じゃないみたい……」


「え?」


「いつもの私は……こんな感じ……じゃないから……。初めて話す人に……話をしたり……普通に公園で過ごすことが……できて……いるなんて……自分でも……びっくり……しちゃう」


 私は、自分でもびっくりしているという気持ちを真宙くんに伝えた。


「そうなの?」


 私の言葉を聞いて、まだ少し驚いている様子の真宙くん。


「うん……」


 そんな真宙くんに、私は静かに返事をした。


「そうなんだ……」


 え……?


「そうなんだね‼」


 えっ? えっ?

 真宙くん⁉

 どうしたの、急に……⁉


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