君と見る空は、いつだって青くて美しい



「嬉しいよ‼ 希空ちゃん‼」


 えっ⁉ 嬉しい⁉

 真宙くん、それは一体どういう……?


「人と接することが苦手な希空ちゃんが、オレとなら大丈夫なんでしょ? ということは、オレに心を開いてくれているということだよね。それがすごく嬉しいんだ」


 真宙くんはそう言って、すごく喜んでいた。

 私が真宙くんに話せていることが、真宙くんにとって、そんなにも嬉しいことだなんて……。
 私は、そんな真宙くんに、とても驚いた。


「そ……そんなにも喜んでくれるなんて……」


 私は無意識に驚きを口にしていた。


「そりゃあ、嬉しいよ。希空ちゃんがオレに心を開いてくれているなんて」


 ……って……?

 あれ……?


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