君と見る空は、いつだって青くて美しい



「そんなことないでしょ。普通に描いただけで、あんなにも美しくて素敵ですばらしい空にはならないよ」


 真宙くんは強くそう言った。


 やっぱりそう言われると、恥ずかしくなるし照れてしまう。


「そうかな」


 私は照れながらそう言った。


「そうだよ」


 真宙くんは身を乗り出すようにしてそう言った。


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