君と見る空は、いつだって青くて美しい
……でも。
今日は違う。
今日の私は、いつものようにはいかない。
心も身体も全て鉛で支配されている私の足どりは、いつもとは違い、一歩一歩がとても重く、なかなか前へ進むことができない。
私の周りを歩いている人たちが、どんどん私のことを追い越していく。
それでも今の私は、歩く速度を早めることはできなかった。
そして私は、今の歩く速度を変えることなく歩き続けた。
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