君と見る空は、いつだって青くて美しい
「そ……そんなにも喜んでもらえるなんて……なんか……照れちゃう……」
「なんで照れるの。希空ちゃんって可愛いね」
か……可愛い……っ⁉
真宙くんってば、またそんなことを……っ‼
「か……可愛くなんか……」
私は、自分でそう思ったから、そう言ったのだけど。
「ううん、可愛いよ、希空ちゃん、もっと自分に自信を持って」
真宙くんに励まされるかたちとなった。
「あとさ」
え……?
あと……?
「今日も色っぽいね、希空ちゃん」
な……っ‼
またっ……なっ……なんということをっ……真宙くん……っ‼
「もっ……もうっ、真宙くんったらっ」
私が動揺しながらそう言うと、
「だって本当のことなんだもん」
真宙くんは笑顔でそう言った。