君と見る空は、いつだって青くて美しい



 ……どうしよう……。

 尋常じゃないくらいに緊張し過ぎて、もうどうしていいのかわからない。

 手や足も、もう限界。このままでは全身が震えてしまいそう。

 頭もクラクラしてきて、意識がもうろうとしそうになる。

 どうしよう……本当にどうしよう……っ‼


 ‟ガラッ”


 ……⁉

 突然、教室の戸が勢いよく開く音がした。

 その音につられるように、みんな一斉に開いた戸の方を見た。
 そして私も……。

 …………。

 え……。

 ……えぇっ⁉


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