君と見る空は、いつだって青くて美しい
そして真宙くんの笑顔を見つめながら、私は思っていたことがあった。
真宙くんが気に入っている場所に私のことを連れていってくれる。
それは……。
それは、どういう気持ちになればいいのだろう。
真宙くんに、自分のお気に入りの場所に私のことを連れていってくれると言ってもらえて、嬉しくないと言ったら嘘になる。
だから……。
素直に嬉しい気持ちになってもいいのかな……?
わからない。
自分でも、どういう気持ちになればいいのか、よくわからない。
よくわからないけれど。
わからないと思っているよりも、嬉しいと思っている気持ちの方が上回っている。
その気持ちは確かなもの。
だから、やっぱり素直に嬉しいと思ってもいいのかもしれない。
だから。
「真宙くんがどんな素敵なところに連れていってくれるのか、楽しみにしてるね」
真宙くんに素直な気持ちを伝えた。
「うんっ、楽しみにしててよっ」
真宙くんは満面の笑みでそう言った。