君と見る空は、いつだって青くて美しい
「本当っ⁉」
……⁉
く……黒川さん⁉
「それは本当なのねっ⁉ 麻倉さんっ‼」
黒川さんは身を乗り出すようにそう訊いた。
黒川さんのその勢いに、私は圧倒されそうになった。
「う……うん」
黒川さんの勢いに圧倒されそうになりながら、私はそう返事をした。
「そうなんだ、ならよかった」
私と真宙くんが恋人同士ではないということを知った黒川さんは、ほっと一安心している様子だった。
そして、さっきよりも黒川さんは笑顔で私のことを見た。