君と見る空は、いつだって青くて美しい



「……あのさ……」


 ……‼

 沈黙が続いていたから、その男の子が声をかけてくれたのは助かったのだけど、突然だったので、私はびっくりしてしまった。

 それだけでも、びっくりしたのに。


「もしかして……」


 その男の子は。


「学校に行くことを拒んでる?」


 私の今の心境を的確に当ててしまったから。


「……‼」


 私は、さっきよりも、もっともっと驚いてしまった。


「ねぇ、そうなの?」


 さらに訊いてくる、男の子。


「…………」


 男の子に心境を当てられて困り続けている、私。


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