君と見る空は、いつだって青くて美しい



 もう限界……。
 顔に熱を帯び始めたときよりも、もっともっと顔に熱を帯びてきている。
 これは絶対に顔が真っ赤になっている。
 そんな顔を真宙くんに見られ続けるなんて……‼
 そんなの恥ずかし過ぎて、いやぁぁ~っ‼

 私は心の中でそう叫んだ。


「ねぇ、希空ちゃん」


 私が心の中で叫び続けているとき、真宙くんは再び話し始めた。


「希空ちゃん、空いてる日ない? オレ、そのときに、どうしても希空ちゃんに話したいことがある」


 真宙くんはそう言った。

 話したいこと……?

 真宙くんのその言葉を聞いた瞬間、緊張が走った。


「どうしても休みの日がいいんだ」


 真宙くん……。

 真宙くんの真剣な眼差し。

 真宙くんの真剣さが伝わってくる。

 話……。

 何の話だろう。

 私はすごく気になった。

 気になった私は、少しでも早く真宙くんの話を聞きたい、そう思った。

 だから。


「今週……の土曜日」


 一番近い休みの日はこの日。


「今週の土曜日、空いてるよ」


 私は、今週の土曜日が空いていることを真宙くんに言った。

 ……それともう一つ。


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