君と見る空は、いつだって青くて美しい



「着いた。おっ、ベンチ空いてた」


 公園に着いて、すぐに真宙くんはそう言ってベンチに駆け寄った。


「希空ちゃん、座ろ」


 真宙くんは手招きしながらそう言った。

 なので私もベンチの方へ向かった。

 そしてベンチに着いた私は、真宙くんと一緒にベンチに座った。


 ベンチに座った私は、静かに上を見た。

 今日も緑の葉たちは美しい。
 緑の葉たちを見ていると、心が落ち着き、とても癒される。

 これから真宙くんの話を聞くという緊張感も、この緑の葉たちが少しだけ吸収してくれるような、そんな感じがした。


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