君と見る空は、いつだって青くて美しい

　ただ、そう思って私が美空さんに寄り添っても、必ずしも美空さん心の傷が癒えるとは限らない。

　けれど、それでも私は美空さんの心に寄り添いたい。

　たとえ美空さんが私に心を開くことがないとしても、それでも私は美空さんの心に寄り添いたい。

　とは言っても、やっぱり少しは望んでいる自分がいる。
　それは、いつか、いつか美空さんと友達になれたらと、そう思っている。


　私は、そんなふうに思うことができるようになった。

　こんなふうに思うことができるようになったのも真宙くんがいるから。

　真宙くんがいつも私に思いやりをもって接してくれるから。

　そのおかげで、私は少しずつだけど前を向くことができるようになってきた。

　それもこれも、みんな真宙くんのおかげ。


　真宙くん、本当にありがとう。

　私は真宙くんに感謝の気持ちでいっぱいだった。