君と見る空は、いつだって青くて美しい



「……だから……オレは……希空ちゃんのことが……好き……だってこと」


 ……‼

 真宙……くん……。

 真宙くんに想いを打ち明けられた瞬間、私の全身はガチガチに固まってしまった。

 身体はガチガチに固まっているのだけど、それとは真逆に心臓はドキドキと激しさを増していくばかりだ。

 ドキドキと比例して緊張も増していく。

 緊張し過ぎて、私は全く声を出すことができない。


「希空ちゃーん」


 私が何も言えてないのを少しだけ気にしながら真宙くんは私の名前を呼んだ。


 どうしよう。
 何か言わないと、真宙くんのことを無視しているみたいになってしまう。

 そう思った私は、何か言おうと必死に出ない声を振り絞る。
 そしてなんとか声が出せそうになった。
 のはいいのだけど……。


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