君と見る空は、いつだって青くて美しい
「希空ちゃーんっ‼」
真宙くんは私の名前を呼ぶと、思いきり私を抱きしめた。
「まっ……真宙くんっ」
真宙くんに抱きしめられた私は、心臓がどうにかなってしまいそうなくらいにドキドキしていた。
「ありがとう、希空ちゃん、オレのことを好きって言ってくれて。これからもよろしくね」
また真宙くんの口から、サラッと私の想いを言われてしまって恥ずかしくなったけれど……。
「わ……私の方こそ……好き……って、言ってくれてありがとう。こちらこそ、これからもよろしくね」
真宙くんと想いが通じ合えたことが、とても嬉しくて幸せな気持ちになった。