君と見る空は、いつだって青くて美しい
「なんで?」
え……。
「なんで、びっくりするの?」
なんで……って……。
「えっと……」
私は、それ以上、言葉が出なかった。
「別に、びっくりすることではないでしょ」
え……。
「オレは君と友達になりたいと思ったから『友達になろう』と言っただけだよ」
青野くん……。
正直なところ、少しだけ『私と友達になりたいなんて、本当にそう思っているのかな?』という気持ちはあったけれど、その気持ちとは反して、少しだけ嬉しく思っている自分がいるのも確かだった。