君と見る空は、いつだって青くて美しい



 今日は一体何の日なのだろう。

 なんだか一生分の求められをされたような、そんな気がする。

 本当に私のような人間にそんなことがあってもいいのかと思った。

 だけど、ここは素直に言うべきだと思った。

 だから。


「ありがとう、青野くん」


 私は青野くんにそう言った。


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