君と見る空は、いつだって青くて美しい



「ま……真宙くんっ‼」


 思い切って呼んでみせた。


「…………」


 私の声のボリュームに驚いたのか、真宙くんは、ポカンと口を開いたまま私の方を振り返った。


「……希空ちゃん……」


 少し驚いたように私の名前を呼んだ、真宙くん。


 真宙くんの名前を思いっきり呼んだ私は、恥ずかしさのあまり下を向いてしまった。


< 83 / 553 >

この作品をシェア

pagetop