ひとりぼっちの王子
若王子 利玖side
それは、一瞬だった━━━━━━━
「副社長、僕の妻です」
「初めまして…妻の空羅です」
「………」
なんだこの感覚………
心臓ががっつり掴まれ、息をするのを忘れたように動悸がする。
一目惚れ……?
「━━━さま?
利玖様!!」
「あ、悪い…
初めまして、若王子 利玖です。よろしく!」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
優しく笑い握手を求めると、フワッと微笑んで握り返してくれた彼女。
欲しい……今すぐに目の前にいるこの女が━━━━━━
どちらかと言えば、綺麗な方だと思う。
でも綺麗な方なだけで、他に綺麗な女も可愛い女もいくらでもいる。俺がその気になればいくらでも…………
なのに……目の前にいるこの女が俺にとってお姫様のように、キラキラしていて目が離せないのだ。
どうすれば、手に入る?
どうすれば
どうすれば
どうすれば…………………
あぁ、そうか━━━━━━━━
「副社長、僕の妻です」
「初めまして…妻の空羅です」
「………」
なんだこの感覚………
心臓ががっつり掴まれ、息をするのを忘れたように動悸がする。
一目惚れ……?
「━━━さま?
利玖様!!」
「あ、悪い…
初めまして、若王子 利玖です。よろしく!」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
優しく笑い握手を求めると、フワッと微笑んで握り返してくれた彼女。
欲しい……今すぐに目の前にいるこの女が━━━━━━
どちらかと言えば、綺麗な方だと思う。
でも綺麗な方なだけで、他に綺麗な女も可愛い女もいくらでもいる。俺がその気になればいくらでも…………
なのに……目の前にいるこの女が俺にとってお姫様のように、キラキラしていて目が離せないのだ。
どうすれば、手に入る?
どうすれば
どうすれば
どうすれば…………………
あぁ、そうか━━━━━━━━
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