ひとりぼっちの王子
次の日の夕食後………
「━━━━━空羅、ちょっと大事な話があるんだ」
「え?どうしたの?」
俺の真剣な顔に空羅も、心なしか硬い表情で向かいの椅子に座った。
「空羅、俺と別れて欲しい………」
時が止まった━━━━━
止まったように二人とも動かない。
「どう、して…急に…」
「空羅の他に好きな人ができたんだ…」
「え……好きな…人……?
誰なの!!?」
俺に掴みかかる勢いで、詰め寄る。
「空羅の知らない人だよ。会社の後輩」
空羅は………それ以上何も言わず、静かに涙を流しながらただ目の前の俺を見つめていた。
「離婚届は、俺が出しておくから……」
次の日………
空羅はこの脱け殻のような家から出ていった。
「━━━━━空羅、ちょっと大事な話があるんだ」
「え?どうしたの?」
俺の真剣な顔に空羅も、心なしか硬い表情で向かいの椅子に座った。
「空羅、俺と別れて欲しい………」
時が止まった━━━━━
止まったように二人とも動かない。
「どう、して…急に…」
「空羅の他に好きな人ができたんだ…」
「え……好きな…人……?
誰なの!!?」
俺に掴みかかる勢いで、詰め寄る。
「空羅の知らない人だよ。会社の後輩」
空羅は………それ以上何も言わず、静かに涙を流しながらただ目の前の俺を見つめていた。
「離婚届は、俺が出しておくから……」
次の日………
空羅はこの脱け殻のような家から出ていった。