ひとりぼっちの王子
「お兄ー!空羅ちゃんは!?
いつもならもう起きてるのに、いないの!!
荷物もないし、何かあったの!!?」
晴加が少し焦ったように、訴えかけてくる。
「空羅は……出ていったよ………」
俺はソファに項垂れるように座り、ポツリと呟いた。
「え………え?え?
なんで!?なんで!?なんで!?」
「俺達、離婚したんだ………
……………ごめんな、晴加」
「どうゆうこと!!?
ずっとラブラブだったじゃん!!?
なんで!!?
なん………ごほっ!!ごほっ!!」
急に声を荒らげたので心臓に負担がかかり、むせて咳き込む晴加。
「おい、落ち着け晴加!!心臓に負担がかかる!」
ドン━━━━!!
晴加が俺を弱々しく押し倒す。
「どうして!!?あんな素敵な空羅ちゃんと別れたの!!?
なんで!!?なんでよ、お兄!!」
晴加は大粒の涙を流しながら、細い腕で何度も俺の胸を叩く。
「━━━━━━━お前の為なんだ!」
「え……どうゆう…こと………?」
いつもならもう起きてるのに、いないの!!
荷物もないし、何かあったの!!?」
晴加が少し焦ったように、訴えかけてくる。
「空羅は……出ていったよ………」
俺はソファに項垂れるように座り、ポツリと呟いた。
「え………え?え?
なんで!?なんで!?なんで!?」
「俺達、離婚したんだ………
……………ごめんな、晴加」
「どうゆうこと!!?
ずっとラブラブだったじゃん!!?
なんで!!?
なん………ごほっ!!ごほっ!!」
急に声を荒らげたので心臓に負担がかかり、むせて咳き込む晴加。
「おい、落ち着け晴加!!心臓に負担がかかる!」
ドン━━━━!!
晴加が俺を弱々しく押し倒す。
「どうして!!?あんな素敵な空羅ちゃんと別れたの!!?
なんで!!?なんでよ、お兄!!」
晴加は大粒の涙を流しながら、細い腕で何度も俺の胸を叩く。
「━━━━━━━お前の為なんだ!」
「え……どうゆう…こと………?」