双子の俺らは
「お母〜さん、俺らもう行くよ」

「ちょっと麦朝ごはん食べなさい」

「パン俺が持ってくよ」

「ありがとう、羽唯!お願いね」

「羽唯〜早く来いよー!」

「わかったわかった!麦!パン食べて!」

「パン…羽唯が食べてって言うなら食べる…」

「本当に麦朝ごはん食べないと倒れるよ」

「ムゥ〜」

俺たちは外に出た。学校に向かってる途中、後ろから俺たちの友達衣尋(いひろ)が俺の背中をバシッと叩いた。

「お前らは今日も一緒にラブラブしてんな」

「そだぞ!羽唯は俺のだからな…取るなよ」

「麦!…麦はモテるんだから…。ずっと俺と行ってたら…女子がいなくなっちゃうよ」

「いいよーだ!女子はヤダし」

「んーもぉ」

俺は羽唯に抱きついた。
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