七色の魔法使い#3~大地が奏でる幻想曲を~
「……輝一にバレたおかげで、いじめられることは無くなったけどね」
そう言って、大智は顔を上げると優しく微笑んだ。
「輝一が小説を書いてるのを見て、僕ももう一度曲を作ってみようってなったんだよね。ということで……その時に作った曲を演奏するよ」
大智は、いつの間にか手に持っていたフルートを口元に当てて微笑む。そして、フルートを吹き始めた。綺麗で静かな音が、部屋に響く。
「……これを聞いてると、何だか切なくなってくるな」
輝一は目を閉じて、大智の演奏を聴いていた。この演奏を聴いてか、別の部屋にいたアイビー、紫月、楓(かえで)がこの部屋に入ってくる。
「……」
しばらく演奏を聴いていると、大智は吹くのを止めた。
「すごいよ。大智くん!素敵な演奏だった……何て言う曲なの?」
目を輝かせながら、楓は大智を見つめる。
「そう言えば……曲名、考えてないなぁ……」
大智の言葉に、紫月と楓は首を傾げる。輝一は、大智が作曲ができることを話した。
「へぇ……すごい!もっと聴きたい!」
楓の言葉に、大智は頷いて吹き始める。何だか演奏会みたいになって来た気がする……。
輝一に目を移すと、輝一は微笑んで大智を見つめていた。
そう言って、大智は顔を上げると優しく微笑んだ。
「輝一が小説を書いてるのを見て、僕ももう一度曲を作ってみようってなったんだよね。ということで……その時に作った曲を演奏するよ」
大智は、いつの間にか手に持っていたフルートを口元に当てて微笑む。そして、フルートを吹き始めた。綺麗で静かな音が、部屋に響く。
「……これを聞いてると、何だか切なくなってくるな」
輝一は目を閉じて、大智の演奏を聴いていた。この演奏を聴いてか、別の部屋にいたアイビー、紫月、楓(かえで)がこの部屋に入ってくる。
「……」
しばらく演奏を聴いていると、大智は吹くのを止めた。
「すごいよ。大智くん!素敵な演奏だった……何て言う曲なの?」
目を輝かせながら、楓は大智を見つめる。
「そう言えば……曲名、考えてないなぁ……」
大智の言葉に、紫月と楓は首を傾げる。輝一は、大智が作曲ができることを話した。
「へぇ……すごい!もっと聴きたい!」
楓の言葉に、大智は頷いて吹き始める。何だか演奏会みたいになって来た気がする……。
輝一に目を移すと、輝一は微笑んで大智を見つめていた。