惚れたら最後。
「お前のお眼鏡にかなう顔で良かったよ」
うっすらと微笑み、前方を見ながら運転する絆の横顔。
男なのに美人という言葉がよく似合うその類まれなる容姿は何度見ても惚れ惚れする。
「琥珀が俺を気に入ってくれるなら、その理由が外見っていう上っ面だろうとなんでもいい」
「ごめん、語弊があった。外見だけが好きってわけじゃないよ」
「あ?知ってるよそんなの。俺に首ったけだもんな?」
「……」
ドヤ顔で断言されたが、図星だから否定も出来ないので無言を貫いた。
こういう時かわいい反応ができない自分が嫌だ。
「かわいいなぁ琥珀」
「……は?」
だけど絆はこんな仏頂面な自分をかわいいと褒めてくれる。
「ははっ、なんだよそのアホヅラ。素直になりきれねえお前もかわいいって言ってんだよ」
「……絆ってほんと変わってるよね」
「ん?」
「なんでもない」
嬉しくて、でも恥ずかしくてそっぽを向いたら「照れ隠しヘタクソかよ」と笑われた。
うっすらと微笑み、前方を見ながら運転する絆の横顔。
男なのに美人という言葉がよく似合うその類まれなる容姿は何度見ても惚れ惚れする。
「琥珀が俺を気に入ってくれるなら、その理由が外見っていう上っ面だろうとなんでもいい」
「ごめん、語弊があった。外見だけが好きってわけじゃないよ」
「あ?知ってるよそんなの。俺に首ったけだもんな?」
「……」
ドヤ顔で断言されたが、図星だから否定も出来ないので無言を貫いた。
こういう時かわいい反応ができない自分が嫌だ。
「かわいいなぁ琥珀」
「……は?」
だけど絆はこんな仏頂面な自分をかわいいと褒めてくれる。
「ははっ、なんだよそのアホヅラ。素直になりきれねえお前もかわいいって言ってんだよ」
「……絆ってほんと変わってるよね」
「ん?」
「なんでもない」
嬉しくて、でも恥ずかしくてそっぽを向いたら「照れ隠しヘタクソかよ」と笑われた。