この先もずっと変わらない。
 
『こんな時間に学校にいる人いるんだね、暗いから危ないのに。』

「君が言えることでもないけどね!」

これが本物のばかってやつか。なんかここまでくると笑えてくるわ。少しだけ広角が上がる。

『やっぱり笑ってる水瀬さんってかわいいね』

ーーはっ

思ってたよりもずっと笑っている自分に気がつく。
 
「そういうのやめて、てか用はこれだけ?じゃあもう帰るね。」
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