×secret!×




行けっ! あたし。

この扉を開けるんだ、綾乃!



この向こうは、きっとネタの宝庫だ!(←なんの?




図書室のドアに手をかけて力を込めたら、扉はレール(言い方が違うかもしれないけど)の上を滑って開いた。



随分と回りくどい表現だけど、この、時間にしてみれば1秒足らずの瞬間的な動作が、スローモーションみたいに長く感じた。


でもまあ開けてみればどうってことないんだけど。

だって開けた瞬間、こんなに簡単に開くのに、何を戸惑ってたんだろうって、思っちゃったもんね。


あたしの予想通り、図書室には楠木がいた。もちろん、友達の植田付きで。



うん、やっぱり日だまりがあったかそうだ。
給食後だから眠くなりそう。




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