君をトリコにする方法
「ちょ、ちょっとふたりとも喜びすぎ!周りの目が痛いからやめてよ!」
「ええっ、ごめん!でもほんとに嬉しくて!」
そんな調子で話していると、ふと吉川くんが目に入る。
大きな声になってしまっていた私たちはやっぱり目立っていたのか、ぱちっと目が合う。
気まずそうにすぐそらされたけど、吉川くんも顔が赤かった。
でも嫌そうには見えなくて、にやにやする気持ちが全然抑えられない。
「澪~っ!」
高ぶる気持ちのまま、ぎゅっと澪に抱き着いた。
「ちょ、ちょっと希帆!」
「ふふ、わたしも~!」
優愛ちゃんも抱き着いてきて、澪は呆れながらも笑っていた。
さんにんでぎゅっとした状態のまま幸せに浸っていると、ふと、今が話すタイミングなのではと思い至る。
よし……と意気込んで、息を吸い込んだ。
「あ、あのね澪、優愛ちゃん。実は私も話したいことがあって……」
そう言うとふたりは、不思議そうな顔をしながらも静かに続きの言葉を待ってくれる。
「ええっ、ごめん!でもほんとに嬉しくて!」
そんな調子で話していると、ふと吉川くんが目に入る。
大きな声になってしまっていた私たちはやっぱり目立っていたのか、ぱちっと目が合う。
気まずそうにすぐそらされたけど、吉川くんも顔が赤かった。
でも嫌そうには見えなくて、にやにやする気持ちが全然抑えられない。
「澪~っ!」
高ぶる気持ちのまま、ぎゅっと澪に抱き着いた。
「ちょ、ちょっと希帆!」
「ふふ、わたしも~!」
優愛ちゃんも抱き着いてきて、澪は呆れながらも笑っていた。
さんにんでぎゅっとした状態のまま幸せに浸っていると、ふと、今が話すタイミングなのではと思い至る。
よし……と意気込んで、息を吸い込んだ。
「あ、あのね澪、優愛ちゃん。実は私も話したいことがあって……」
そう言うとふたりは、不思議そうな顔をしながらも静かに続きの言葉を待ってくれる。