君をトリコにする方法
「ふたり、付き合ってたんだね」
「おめでとうー!」
「めっちゃお似合いじゃーん!」
次々とお祝いの言葉をかけてもらって、一瞬固まってしまった。
だってまさか、みんなにそう言ってもらえるなんて思わなかったから。
「幼なじみで恋人とか、もう漫画だよねー!」
「いいなー、めっちゃ憧れるー」
「ていうか、日高が希帆ちゃんのこと好きってすごい納得できる」
「あははっ、それいつかのお姫様抱っこ事件のこと言ってんだろ」
みんな笑って、楽しそうに話す。
言われるんじゃないかとずっと不安だった言葉はひとつも聞こえない。
もちろん、そう思ってる人だってきっといる。
でも、それでも、みんなの言葉がすごく嬉しかった。
不安で怖がっていた気持ちが、心がほぐれていく。
それと同時に、さっきのことで引っ込んでいた涙があふれ出てきてしまった。
「う~……みんな、ありがとう~……」
「えっ、ちょ、どうしたの!?」
「めっちゃ泣いてんじゃん!大丈夫?」
みんな驚いた顔をして心配してくれる。
そのことがまた嬉しくて、心配はさせたくないのに涙は止まるどころかぼろぼろあふれて。
どうしようと思っていると、急に誰かに手首をつかまれた。
「おめでとうー!」
「めっちゃお似合いじゃーん!」
次々とお祝いの言葉をかけてもらって、一瞬固まってしまった。
だってまさか、みんなにそう言ってもらえるなんて思わなかったから。
「幼なじみで恋人とか、もう漫画だよねー!」
「いいなー、めっちゃ憧れるー」
「ていうか、日高が希帆ちゃんのこと好きってすごい納得できる」
「あははっ、それいつかのお姫様抱っこ事件のこと言ってんだろ」
みんな笑って、楽しそうに話す。
言われるんじゃないかとずっと不安だった言葉はひとつも聞こえない。
もちろん、そう思ってる人だってきっといる。
でも、それでも、みんなの言葉がすごく嬉しかった。
不安で怖がっていた気持ちが、心がほぐれていく。
それと同時に、さっきのことで引っ込んでいた涙があふれ出てきてしまった。
「う~……みんな、ありがとう~……」
「えっ、ちょ、どうしたの!?」
「めっちゃ泣いてんじゃん!大丈夫?」
みんな驚いた顔をして心配してくれる。
そのことがまた嬉しくて、心配はさせたくないのに涙は止まるどころかぼろぼろあふれて。
どうしようと思っていると、急に誰かに手首をつかまれた。