君をトリコにする方法
♢
瞬の家につくと、ガチャン!と大きな音をたてて扉が閉まる。
ひとことも話さず瞬の部屋へと連れられた。
「ねえ……っんん!」
声をかけようと口を開くと、性急な様子でキスされる。
いつもみたいに優しくない、あのときみたいな噛みつくキス。
一気に体が熱くなるのがわかって恥ずかしい。
それでも拒むことなんてもちろんできなくて、少しでも答えようと瞬の服をつかむ。
「……は、んぅ……」
何度も何度もキスが降ってくる。
こんなに長くキスしたことなんてなくて、力が入らなくなってきた。
それでもキスをやめたくなくて頑張るけど――
「ん、はぁ……わっ!」
とうとう腰が抜けてしまった。
瞬が慌てて支えてくれる。
「わり、大丈夫か?」
「う、うん……ごめんね」
場の空気壊しちゃったかも……
勝手に気まずくなっていると、瞬がまたキスしてきた。
「えっ、ま、まだするの!?」
「うん。止められるわけねーだろ」
そう言う瞬の目がギラギラと熱っぽくて、心臓が痛いくらいにドキドキする。
目が合うだけで苦しいのに、そらすことなんてできない。
じっと見つめていると、瞬の右手が後ろにまわる。
そしてすぐにお腹の締め付けが緩くなった。
「えっ」
もしかしてと思って振り返ると、ほどかれた帯がふわりと床に落ちる。
瞬の家につくと、ガチャン!と大きな音をたてて扉が閉まる。
ひとことも話さず瞬の部屋へと連れられた。
「ねえ……っんん!」
声をかけようと口を開くと、性急な様子でキスされる。
いつもみたいに優しくない、あのときみたいな噛みつくキス。
一気に体が熱くなるのがわかって恥ずかしい。
それでも拒むことなんてもちろんできなくて、少しでも答えようと瞬の服をつかむ。
「……は、んぅ……」
何度も何度もキスが降ってくる。
こんなに長くキスしたことなんてなくて、力が入らなくなってきた。
それでもキスをやめたくなくて頑張るけど――
「ん、はぁ……わっ!」
とうとう腰が抜けてしまった。
瞬が慌てて支えてくれる。
「わり、大丈夫か?」
「う、うん……ごめんね」
場の空気壊しちゃったかも……
勝手に気まずくなっていると、瞬がまたキスしてきた。
「えっ、ま、まだするの!?」
「うん。止められるわけねーだろ」
そう言う瞬の目がギラギラと熱っぽくて、心臓が痛いくらいにドキドキする。
目が合うだけで苦しいのに、そらすことなんてできない。
じっと見つめていると、瞬の右手が後ろにまわる。
そしてすぐにお腹の締め付けが緩くなった。
「えっ」
もしかしてと思って振り返ると、ほどかれた帯がふわりと床に落ちる。