君をトリコにする方法
君とデートする方法
♢
「……ふ、ふふ、なにそれ!」
瞬と付き合い始めて初めての土曜日。
私は瞬の部屋で漫画を借りて、ゆっくりとした休日を過ごしていた。
「なにひとりで笑ってんの」
「ひとりじゃないよ、漫画のキャラと一緒に笑ってるから」
「あーそうですか」
それだけ言うと、瞬はすぐにゲームを再開する。
あー、いいなあこの感じ。
いつものように部屋に招かれたとき、最近よくドキドキさせられてるから大丈夫かなって心配したけど、今のところ何もない。
変に気を遣うこともなく、ただ穏やかに時間が過ぎていく。
私はずっと昔から、瞬とこうして過ごす時間がだいすきだったりする。
「……ふー、読み終わったー!」
30分くらいたってやっと漫画を読み終えた。
瞬のオススメだから読んでみたけど、想像の10倍くらい面白かったなあ。
「ねえ瞬――」
感想を伝えようと、瞬が寝転んでいたソファーの方へ振り向く。
するとソファーを独り占めしていた部屋の主は、すやすやと眠っていた。
瞬の寝顔!レアだ!
疲れてたのかな。
……あ、でもゲームはきっちり終わらせてる。
「……ふ、ふふ、なにそれ!」
瞬と付き合い始めて初めての土曜日。
私は瞬の部屋で漫画を借りて、ゆっくりとした休日を過ごしていた。
「なにひとりで笑ってんの」
「ひとりじゃないよ、漫画のキャラと一緒に笑ってるから」
「あーそうですか」
それだけ言うと、瞬はすぐにゲームを再開する。
あー、いいなあこの感じ。
いつものように部屋に招かれたとき、最近よくドキドキさせられてるから大丈夫かなって心配したけど、今のところ何もない。
変に気を遣うこともなく、ただ穏やかに時間が過ぎていく。
私はずっと昔から、瞬とこうして過ごす時間がだいすきだったりする。
「……ふー、読み終わったー!」
30分くらいたってやっと漫画を読み終えた。
瞬のオススメだから読んでみたけど、想像の10倍くらい面白かったなあ。
「ねえ瞬――」
感想を伝えようと、瞬が寝転んでいたソファーの方へ振り向く。
するとソファーを独り占めしていた部屋の主は、すやすやと眠っていた。
瞬の寝顔!レアだ!
疲れてたのかな。
……あ、でもゲームはきっちり終わらせてる。